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貴女は、一度言い出したら聞かない人だから
バートンペレイラの眼鏡がよく似合う貴方が言う
手のひらから愛が砂のように零れていく
そう
この砂時計が終わる頃
カボシャールの香りを残し
猫のようにするりと貴方の腕をあとにした
夏の花火のような恋が似合う女
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by kinohanakurinikku
| 2014-07-07 02:03
| 小説
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おとなの恋は
秘めてこそ
訳ありをくちに出した途端
色褪せていく・・・
愛しいと想う人の名前なんて
いいやしない
そんなこ粋な関わりが大人の恋だもの
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by kinohanakurinikku
| 2013-08-11 00:22
| 小説
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時に埋もれていく・・・
あれはいつだっただろうか
二人の涙が一つになって
グラスを傾け視線を絡ませて
心が潤んでいった夜
バー ルージュ
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by kinohanakurinikku
| 2012-09-25 00:31
| 小説
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帰り道、振り返ると雲間に橙色の月が
ほんの少しだけ顔をだしていた。
夜空を見ることが少なくなっている。
月が好き
うんと昔恋狂いの頃は
月に願いを毎夜していた。
燃えさかる炎が消えかかり、それでもまだ
残り火を抱えている。
月は女を狂わせる。
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by kinohanakurinikku
| 2012-07-27 01:23
| 小説
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月あかりが少し淡くなる頃
その方の撮ったものを眺めにいく
真髄、そんな言葉が心ににじみだす
朽ちた花弁は、悦楽の海に漂う女を想う
汗の光る女の髪の艶かしさに
レンズごしのその方の瞳の色を想う
今年は
私の好きな白い花の樹がなくて
少し淋しいけれど
またいつか、という期待を
心の片隅に置いてくださったと
思うことにしよう
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by kinohanakurinikku
| 2012-07-09 00:08
| 小説
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アンドレ ギャニオンを聴きながら
もう開けることのない
秘密のつまった小さな箱に
鍵をかける
あの青い空、柔らかなトーンの声
感謝の気持ちだけは
いつかとどきますように
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by kinohanakurinikku
| 2012-07-04 00:35
| 小説
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あら!?着信音がなる。
こんな時間にごめんね、と懐かしい声が
小さな箱から、耳に優しくつたわる。
日曜の深夜、一人の女になる時。
逢えなくても、素敵な夜もある。
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by kinohanakurinikku
| 2012-07-02 01:03
| 小説
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また、という響きに
貴方のぬくもりを感じる
星に願いを、貴女との再会を
キザな台詞が似合う人
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by kinohanakurinikku
| 2012-06-19 00:02
| 小説
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スカイラウンジからの夜景
「貴女にはこの宝石が似合う」
アレキサンドライト
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by kinohanakurinikku
| 2012-06-09 00:44
| 小説
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糸・・・
昨日の一瞬の夕立のように消えていった糸もある
時雨のように躰にずっと沁みこんでいく糸もある
絡められて身動きできない糸もある
どの糸も、ぼんやりとみられるようになった
小さくふふふっと笑って糸くずを丸めてみる夜もある
女って、おんりーゆーでないと気がすまない
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by kinohanakurinikku
| 2012-05-31 00:06
| 小説
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