84歳のOさん。
いつもきらきら輝いている方。
「本当に哀しいと涙もでないのね・・・」
戦後の焼け野原に立ち尽くしたときの気持ちを
いってらした。
銀座から浅草まで電車が止まりまっくらな中7時間かかって
歩いて帰ったこと、線路だけを頼りに一人で歩いて
帰ったそうだ。
戦争体験をした方々は、大抵多くは語らない。
忍耐、我慢、辛抱。
私たちにできることは、語らずともその気持ちを察し
残された時間を少しでも健やかに過ごしてもらうこと。
高齢者をもっと大切にしましょう。
母がタバコを投げ捨てた10代とおぼしき女性に
「吸殻は、そこにすててはいけませんよ」と注意し
「うるせい、ばばぁ、お前が捨てろ」と怒鳴られたと聞いたとき
この国は、いったいどうなっているのだろうと二人で
話したものだ。
優しさ欠乏症は、自分でしか治せません。