今日の往診の準備でクリニックに今到着。
日曜、祭日も一人暮らしの人の生活はあるわけでヘルパーさんも
休日はとりたいわけで・・・
ディサービスもヘルパーも、そして往診する医者も不足が続いている。
24時間対応の在宅支援診療所は、保険点数は高額かもしれないが
国が思ったほど増えなかった。
日常の仕事の上にさらなる対応は、いつまで体が続くやら・・・
外来もやっている医師たちは、休暇をとれず疲弊していく。
開業して数年目で心筋梗塞であっけなく、なんていう医師も結構多い。
おお~こわ。
高齢化社会のこれからは、ずっと前から分かっていたこと。
80歳代の人の4人に一人は、認知症があるといわれている。
オリンピック開催よりも、事前プレゼンテーションにお金を投入するよりも
今まで国のために黙って辛抱していらした高齢者のために役立つお金を
使って欲しい。
福祉職に、高級優遇を。そういつも願っている。
正当な報酬を支払って欲しい。
今日の往診先のMさんへ電話する。
お元気な声だった。
物忘れが進んでいるけれど「あぁ、往診の先生ですね」と
覚えてくださった。嬉しい一瞬。
私たちが頑張れるのは、患者さんからの笑みだと思っている。
認知症がどんなに重度になっても、喜怒哀楽は保たれる。
笑顔は,最強の治療薬。
くじけそうになったときは、微笑んでみよう・・・