生まれは、母の実家のある長野の飯田市。
大学生の時たった一度だけ行った事のある場所。
料亭の日本酒がやけに美味しかった記憶がある。
物心がついたときは、都下のあるところで育っていた。
幼稚園以外は、父親の方針で(良妻賢母という校風、一番不向きな
学校だったから本当に居心地の悪い学校だった)
F市の私立の小学校へ、、中学・高校は女子だけ・・・退屈な毎日。
20歳で一人暮らしをして以来32の年まで
ほぼ一人くらし。
それから何度転居したことか。
数年たつと、次へと気持ちが移る。
一番定着しているのは、現在の住まいだろう。
子供の学校の問題があるから自然とそうなった。
20歳になったら一人暮らしをしましょう、と息子には言ってある。
あと数年か。
で、また最近引越し願望がある。
畳のない今の家、だんだん畳の部屋そして着物を普段着に、なんて
思うと以前だったらすぐに行動していたが流石にそうはいかなくなってきた。
段々勢いがなくなった。
今までの転居は全て私が決めて手はずもすませ・・・
家人は定着型だからよく一緒にここまでと思う。ありがとうございます。
お誘いした以上は住み心地が一番よいようにと心がけてきたから
苦情はないが、どうでしょう。
樹木に囲まれた日本家屋を希望。
美の壺にでてくるような家。
磨き上げられた廊下。
椿、ヤマボウシ、沈丁花、梔子のある庭。
「山岸君は、とてもいい子ですが根気強さが・・・」と小学校の担任に
母はよく言われていたそうだ。
そう・・・根気強さ、この執着のなさ、そして飽きっぽさ。
目移りするたち。
極める人に憧れるのはそれを持ち合わせてないからだろう。